2014年2月8日、東京は20年ぶりの大雪となりました。
私が東京に出てきて15年ですから、これだけの大雪は初めての経験ということになります。確かに記憶にないくらいの大雪です。
わが家は半地下になるんですが、ベランダの外は軽く積雪20cmを超えています。
今回の雪が普段と特に違うなと思うのは、ずいぶんと雪が軽いということです。スキー場のような粉雪で、フードさえかぶれば傘なしでも外を歩けそうでした。
近所のスーパーまで往復20分ほど歩きましたけど、さっと払えば衣服が濡れることもありませんでした。関東の雪は普段だとべっとりした雪なのでズボンとかビショビショになることが多いです。
私の趣味の一つに山登りがあるのですが、雪山にはあまり行きません。単独の雪山は危険すぎるし、友達が少ないので同行してくれる人もいないのです。
冬は近場の奥多摩や丹沢がメインになります。それでも、山頂近くは積雪があるし登山口から猛烈に寒いので、そこそこの雪対策は必要になります。登山道具は下手すると死ぬ環境で使う物ですから、さすがによく考えられています。街中で使っても十分に役立つはずです。
そんなわけで、街中での雪対策に使えそうな登山グッズを紹介してみようと思います。
インナーダウン
アウトドアウェアは重ね着が基本です。温度の変化が激しいから小まめに調節できる方が好ましいからです。
インナーダウンと呼ばれる薄手のダウンジャケットがよく使われています。防水暴風に優れたハードシェルと呼ばれるアウターの中に着ることで防寒対策になります。普段使いのコートの下にこのような薄手のダウンを着ると街中でも違和感なく着こなせるんじゃないでしょうか。
おススメは、モンベルの『プラズマ1000ダウン ジャケット』。店頭で見るとビックリするくらい薄く、ビックリするくらい暖かいです。難点はビックリするくらい高いことです。最高級のグースダウンを使っているので仕方ないことでしょう。
インナーウール
これも中に着る系の防寒着です。簡単に言えば股引です。下半身はあまり厚ぼったいものは重ねられないので、極薄のウールは見た目以上に効果が大きいです。
別にユニクロのヒートテックでもいいんですけど、天然素材のウールの方が透湿性に優れて暖房の効いた屋内で着ていても不快感がないと思います。
おススメは、これもモンベルの『スーパーメリノウール Exp.タイツ』。雪に限らず普段から履いてもまったく問題ありません。
スパイク
雪が降り止んでから数日は道路が凍り付いてアイスバーンになり、滑って転ぶ危険性が高くなっています。足元のケアも必要です。
通常、雪山ではアイゼンと呼ばれる爪付きの用具を履きます。アイゼンには、4本、6本、10本、12本と爪の数が違う製品がラインナップされていて、雪の状態に応じて適切なものを使用します。と言っても私なぞはほとんど必要なところに行かないので10本爪を一つ持っているだけです。
アイゼンの爪は2~3cmあります。これを街中で使うのは無理があるし、いろんな人に迷惑が掛かります。もうちょっと軽めの雪のために用意されているのがチェーンスパイクというものです。
自動車でも雪対策にタイヤにチェーン履いたりしますけれど、これを靴に履くようなものと思うとよいです。靴のソールにチェーンを巻き付けて滑り止めにします。
もう少し簡易型の『リバーシブルグリッパー』というものもあるみたいです。使ったことないですが、街中ではこっちの方がいいかも。
何だかモンベルのステマみたいになってしまいましたが、モンベルさんからは一銭もいただいておりません。いつもお世話になりありがとうございます。
これだけ降ると週明け以降も不便が多いかもしれません。しばらくは非常時と思って気をつけて暮らしましょう。
関連記事
モンベルのスーパーメリノウールで人生変わった
新宿の山道具屋まとめ
山旅のお供に無印良品を
関東の公共交通機関で行けるおススメ日帰り温泉